歴史 history 2004 2 8
「羮に懲りて膾を吹く」という「ことわざ」があります。
確か、1995年だったでしょうか。
アメリカが、実質的に、通貨政策を変えました。
1995年に、アメリカは、実質的に、ドル高へ政策転換したのです。
これが原因で、東南アジア経済が混乱しました。
当時、東南アジアの国は、
実質的な「ドルペッグ制度」という政策を行っていました。
要するに、自国通貨を、実質的に、ドルに固定していました。
この政策は、メリットもありますが、
アメリカの政策に振り回されるというデメリットもあります。
「羮に懲りて膾を吹く」
広辞苑によると、このように書いてあります。
「羮の熱いのに、こりて、冷たい膾をも、吹いて食う。
一度失敗したのに、こりて、無益な用心をする。」
熱いチーズを食べて、それに、こりて、
冷たいバニラのアイスクリームも、
吹いて、冷ましてから食べることでしょうか。